2006年10月03日

忍者を語る 〜組織編〜

みなさ〜ん、忍んでますか〜!?
「忍び」とはすなわち、「耐え忍ぶ」ことも現す為
現代社会で生きる人達は、みな忍びであります。
会社組織はもとより、学生でも部活やサークルやクラス内、主婦でもご近所付き合いとか家庭管理とか・・・
現代は耐え忍ばないといけないことだらけでございます。

でもそんな生活に慣れているのも現代人の特徴。とゆうか慣れないとやってけれない現実。
これもひとつの忍道、と。
では、本題です。

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今回は忍者の組織形態についてです。

忍者衆は基本的に大名勢力の直接的な配下にはなりません
下請け業者のようなもので、大元の会社(大名家)から仕事の依頼を受け、その仕事の任にどの忍者を派遣するかとなります。
アウトソーシング業のようなものですね。

よって、着目点は忍び衆の組織そのものとなります。

まずは甲賀忍者。
甲賀衆は、親子兄弟などの血縁で「同名中惣(どうめいちゅうそう)」を成し、一つの家とします。
これが53家あった為、甲賀五十三家と呼ばれていました。
後に記載する伊賀忍衆には「上忍」「中忍」「下忍」と階級分けがありましたが、甲賀五十三家は全て中忍の立場でした(伊賀と比較しての記述であり、実際は階級そのものがない)
よって、重大会議でも五十三家の長全てが集まり、合議を重ねていました。
この53家の中でも力のある21家は「郡中惣」と呼ばれ
「甲賀はひとつの家族であり、これを乱す者はたとえ親兄弟であっても殺す」とゆう鉄の掟を作りました。
これがまかりとおるぐらいに横の結束力が高かったのが甲賀衆です。

次に伊賀忍者。
伊賀も甲賀と同様に血縁の一族が党を作り、それぞれに惣村を形成して外敵から自衛していました。
その惣村の間で「伊賀惣国一揆(いがそうこくいっき)」という同盟を結び、連合体としての関係を築いていました。

いわば、甲賀も伊賀も独立した国のようなものであったのです。

伊賀忍者の組織は甲賀と違い、「上忍」「中忍」「下忍」があり、大将であり優秀な技術指導者でもある上忍がそれぞれ配下の忍者を育成・統率していました。
伊賀も甲賀ももとは農民です。
その中で「上忍」となるには当然資質が必要です。
伊賀も甲賀もその土地に住み着く侍、すなわち「地侍」がいました。
元々の刀使いの素質や経験に忍術が加わった為、地侍のほとんどが上忍でした。
特に 「藤林長門守(ふじばやしながとのかみ)」「百地丹波守(ももちたんばのかみ)」「服部半蔵(はっとりはんぞう)」の三人は「三大上忍」と呼ばれ、伊賀にいる忍者全てを分轄していました。

上忍は堅固な屋敷や小城に住み、素質のありそうな3~4歳の百姓の子を買い、忍者として育成していました。
こういったある種の人身売買も当時は当たり前だったのでしょう。
そして諸国の大名から依頼を受け、そうして育成した下忍を派遣していました。
 中忍は下忍を束ねる中隊長のような立場であり
上忍からの指示を中忍が受け、中忍がどの下忍をどの任につかせるか・・・といった命令系統でした。
この伊賀のヒエラルキーにおいて、下忍の稼ぎの8割は上忍にいくとゆう、庄屋と小作人のような構造でした。
下忍は自身のこなす任務が情勢をどのように変えるかなどは考えず、ただ指示に従い確実に任務をこなすのみとゆうプロフェッショナルでした。

任務の中には、国ひとつが滅ぶような重大なものもあり、そういったものは上忍が会議し、場合によっては上忍自ら任務にあたるといったこともありました。
本能寺の変の徳川家康護衛が最たる例でしょう。

伊賀は、上忍が管理統括し諸大名からの依頼をこなす
甲賀は、諸大名からの依頼を各家総出で合議し依頼をこなす
こういった組織構造でした。
忍者は私利私欲で通貨を使うことはなく、また類稀なる力を持ってはいても野心は抱かず、全ては伊賀・甲賀の里の自衛や存続の為でした。

仮想物語によくある、伊賀忍者と甲賀忍者の対立や対決などはまずありませんでした。
名前は違えど同じ国のようなものですからね。

これにて組織編は終了です。
次回は 「忍者の生活と訓練」です。
忍びの走法や跳躍力、天井に張り付いたりなど、全てはこの訓練と生活から生まれています。

参考文献
 今まで出たもの(ノ∀`)
posted by つねぴよ at 18:35| 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 忍者マメ知識 (史実) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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